- 妊娠中に派遣の仕事が更新されなかった方
- 妊娠中でも失業保険がもらえるか知りたい方
- 失業保険と扶養について調べている方
みなさまこんにちは。ぽん(@Diary_Pon)です。
妊娠中に派遣の仕事が更新されず、契約終了となってしまいました。
同じ派遣会社で次の仕事を探していたのですが、なかなか見つかりません。
途方に暮れていたところで、失業保険を受給することができることを知り、手続きをしてみました。
本日は、妊娠中の失業保険の受け取り方や、その間扶養に入れない場合の国保等の軽減措置についてまとめました。
📝失業保険の正式名称📝
失業の状態にある日に支給される手当は正式には『基本手当』といいます。
このブログでは『失業保険』と言い換えて説明しています。
妊娠を理由に契約終了された場合は違法です
まず、妊娠や出産などを理由に更新がされなかったという不利益な取扱いは法律※で禁止されています。※男女雇用機会均等法第9条3項
妊娠したと伝えたことで次の更新はしないと言われた。そして理由を確認した上で不当だと感じた場合は、都道府県労働局などの外部機関に相談しましょう。
今回は妊娠前から契約期間がある程度決まっていた場合(産休代替等)や、事業主側の業績悪化などの経営状況により更新されなかった場合(※特段の事情が存在する場合)の手続きになります。
※「特段の事情が存在」するものとして違法でないと言い得るのは、
「業務上の必要性」から不利益取扱いをせざるを得ない状況であり、かつ、「業務上の必要性」が、不利益取扱いにより受ける影響(※)を上回る場合。
引用元:妊娠・出産・育児休業等を契機とする不利益取扱いに係るQ&A
ちょっとでもおかしいなと思ったら、相談してみよう!更新の有無で産休・育休にも影響する場合があるからね!
失業保険の受給以外にも、条件を満たすことで派遣社員でも産休・育休制度を利用することができます。
実体験より取得できるのは『運』次第、と感じましたが利用を検討している方は下記もご覧下さい。
失業保険受給中は扶養に入れない?
失業保険を受給する前に、社会保険上の扶養について確認しておきましょう。
一般的に、夫の扶養に入るには2つの条件があります。
注意が必要なのは、130万円未満の収入です。
健康保険上は失業保険の受給額も『収入』とみなします。
雇用保険受給資格者証に基本手当日額が載っているのですが、これが3,612円以上の場合は、夫の扶養(社会保険)に入ることができません。
月収いくらくらい稼いでいたら、この金額になるのかな?
30歳~35歳の方なら、月額平均136,000円以上稼いでいたら超えてしまうようです。※2021年9月計算時の結果
自身の基本手当が日額いくらになるか、詳しくは下記サイトで調べることができます。
また、雇用保険受給資格者証はハローワークの受給説明会の時に受け取ることができます。
正確な基本手当日額は雇用保険受給資格者証でご確認ください。
扶養に入れない場合は、自身で国民健康保険・国民年金を支払う必要があります。
失業保険を受給するか、扶養に入るか、どちらが得なのか悩むところですよね。
結論からお伝えすると、扶養に入らず失業保険を受給する方がお得になるかと思います。
理由は、保険料の優遇措置があるからです。
今回は『更新を希望したのにされなかった』という『会社都合』での退職の場合を説明しています。
この場合、国民健康保険の軽減措置を行うことができます。
また、出産前後の一定期間は国民年金保険料が免除される制度もあります。
📝国民健康保険料:軽減について
📝国民年金保険料:免除について
➡詳しくはこちらから
よって、扶養に入れない額の基本手当日額があるなら、扶養に入らずに失業保険を受給するほうがお得になる可能性が高いかと思います。
ぽんは週5でフルタイム勤務だったので、扶養に入らず失業保険を受給する方が断然お得でした!
1. 妊娠中に失業保険をもらうまで
妊娠中に失業保険をもらう手続きは、通常の流れと変わりありません。
退職後に下記の書類が準備でき次第、ハローワークに行きましょう。
必要書類
- 雇用保険被保険者離職票(-1、2)
- 個人番号確認書類(マイナンバーカードや通知カード)
- 身元確認書類(運転免許証、マイナンバーカード等)
- 証明写真(最近の写真、正面上半身、縦3.0cm×横2.5cm)2枚
- 印鑑
- 本人名義の預金通帳又はキャッシュカード
早く行けば行くほど、受給開始日が早くなります!💨
雇用保険被保険者離職票-2の離職理由は『2C』
ハローワークに行く前に、派遣会社から届いた雇用保険被保険者離職票-2の離職理由は『2C』になっていることを確認しましょう。
離職理由『2C』であれば、後日もらえる雇用保険受給資格者証の離職理由は『23』になります。
特定理由離職者に該当し、下記の優遇を受けることができます。
ちなみに、契約期間満了で自ら退職を希望した経験があるよ!その場合は『2D』でした!
『2D』の場合は雇用保険の加入期間や国保の軽減措置はありませんのでご注意ください。
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求職活動をしよう(セミナー等の活用)
失業保険を受給するには、失業の認定日までに決められた回数の求職活動が必要になります。
給付制限期間がない(会社都合退職)場合は、最初の認定日前日までに1回、以降は2回の求職活動実績が必要になります。
ちなみに、最初の認定日の前に必ず行かないといけない『雇用保険説明会』も実績回数に含まれました。(コロナウィルスにより中止の場合でもカウントされました)
よって最初の認定日までは、その他求職活動をしなくても条件を満たすことができました。
最初の認定日に関しては、実質何もしなくて良いってことだね。
求職活動の実績になるものは以下のような行動です。
最近ではハローワークや民間機関でオンラインセミナーが数多く開催されています。
自宅で受けることができるので、妊娠中でも安心です。
求職活動の回数にもカウントされますので、上手に活用していきましょう。
契約終了からいつ失業保険が振り込まれるか
私の場合は契約終了(退職日)から40日後に第1回目の失業保険が振り込まれました。
認定日から計算すると2営業日後に着金が確認できました。
離職票が届くまでに1週間かかり、1回目のハローワークに行けたのが退職してから12日後になったため、少し時間がかかったのかもしれません。
離職票が届いてからハローワークへ行った日によって、初回の振込日は変動します。
派遣会社によっても離職票がいつ届くか変わりますので、確認しておくのが良いですね。
また、初回は7日間の待機期間があるため、振込額は少なくなります。(私の場合、初回は約95,000円、2回目の認定日からは約156,000円でした)
待機期間は支払い対象にならないんだったよね✨ご注意を❗
2. 国民健康保険料の軽減措置の手続き
雇用保険受給資格者証を受け取ったら、国民健康保険料の軽減手続きを行いましょう。
📝国民健康保険料の軽減措置(非自発的失業者)📝
手続きの場所:市役所
対象者:65歳未満で以下の理由に該当する人
■雇用保険の特定受給資格者
(倒産、解雇などの事業主都合により離職した人)
■雇用保険の特定理由離職者
雇用保険受給資格者証の離職理由コードが
<11・12・21・22・23・31・32・33・34>
今回の雇い止めは『23』だったよね!対象です!
軽減手続きをすることで、国民健康保険料は前年の給与所得を30/100とみなして算定されます。
また、対象期間は離職日の翌日の属する月から、その月の属する年度の翌年度末までです。
(例)2021年9月末に離職した場合➡2022年12月末まで
失業保険を受給中は、ずっと軽減の対象になりそう!
雇用保険受給資格者証と保険証を持って手続きに行きましょう。
尚、私は雇用保険受給資格者証をもらうまでに時間がかかり、第1回目の支払い納付書が届いてしまいました。
国保年金課に問い合わせたところ、第一回目は軽減前の納付書で支払うように指示がありました。
第二回目の納付期日までに再計算された軽減後の納付書が届きますので、その後は新しい納付書で支払ってくださいとのことでした。
3. 国民年金保険料の免除の手続き
もし、出産ぎりぎりまで扶養に入らず失業保険を受給することになった場合は、国民年金保険の免除手続きを行いましょう。
📝産前産後期間の免除制度📝
場所:市役所
対象者:国民年金第1号被保険者の妊婦
免除期間:出産予定日または出産日の属する月の前月から4ヶ月間
※多胎妊娠の場合は3ヶ月前から6ヶ月間になります。
免除した期間は、保険料を納付したものとみなして老齢基礎年金の受給額に反映されます。
妊娠後期になって夫の扶養に入るのが遅くなっても、これなら安心です。
母子手帳と基礎年金番号がわかるもの(年金手帳や納付書)を持って、手続きに行きましょう。
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直近で失業保険をもらった。何度も受給できる?
派遣の仕事を何度もしていると、失業保険を受給する機会が多くなります。
そうすると、1年間に何度も失業保険を受給できるのか?不安になりませんか?
結論から言うと、受給資格を満たしているなら何度でも受け取ることができます。
例えばですが、私は直近で失業保険を受給していました。
そして、約10ヶ月間派遣で働き(雇用保険加入)更新されずに契約終了となりました。
前回の失業保険の受給から1年経っていませんでしたが、今回も受け取ることができました。
4. 求職活動ができなくなったら『受給期間の延長』
妊娠後期になるとお腹が大きくなってきて、求職活動が困難になってきますよね。
そんな場合は失業保険の受給をストップして、受給期間の延長手続きを行いましょう。
これにより、原則離職日翌日から1年間の受給期間を、最長4年以内まで延長することができます。
📝受給期間延長の手続き📝
場所:管轄のハローワーク
条件:妊娠、出産等により引き続き30日以上働くことができなくなった日
手続き方法:引き続き30日以上働くことができなくなった日の翌日以降、早期に申請
私は30日を待つことなく、認定日と同時に受給の延長手続きを行いました。(もう出産が近づいていたので、間違いなく求職活動ができないとわかっていたため)
手続きを行うことはできましたが、延長をしたということがわかる書類(雇用保険受給資格者証等)は30日を経ってからでないと渡せないようです。
後日郵送して頂くことになりました。
5. 失業保険を停止したら夫の扶養へ入る手続き
失業保険の受給を延長したら、夫の会社へ扶養に入る手続きをしましょう。
必要書類は会社によって異なるかと思いますが、私の場合は下記が必要でした。
ここで注意が必要です。
失業保険の受給を延長したことがわかる書類(雇用保険受給資格者証の裏面等)は先ほど説明したとおり、すぐにもらえるわけではありません。
よって、社会保険に加入する手続きが遅れる可能性があります。
詳しい手続きは夫の会社や健康保険組合によって変わりますので、事前に確認しておくことをお勧めします。
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まとめ 妊娠中でも失業保険は受給できます
- 失業保険はすぐに受給できる!
- 扶養に入れなくても減免手続きがある!
私自身、妊娠中に契約終了になりとても不安な日々を過ごしました。
もっと早くに失業保険を受給できることを知っていれば、少しは精神的に楽になったのかなと思いました。
この経験から多くの派遣社員の方に、妊娠中でも失業保険を受給できると知ってもらえる記事になればと思います。
それでは最後まで見て頂きありがとうございました💖
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